インダストリー・プロダクツ カンパニー (IPC) (オハイオ州ピクア) は、設立から40年、非常に柔軟で独創的、そして迅速な自動車部品の製造を手がけ、定評を得ました。弊社は、結果を重視するサービス理念により、建設的な解決策を提供します。IPCは産業界で類を見ないツーリング性能と型抜き技術をもって、顧客の需要に応える高い能力を基礎として築かれています。

某自動車メーカーでは、軽トラックの最新モデルの製造を開始するまでにわずか数ヶ月しか残されていませんでした。計器パネル用の新しい合成樹脂は、耐熱変化のテストで、過度の熱に基盤が耐久出来ず崩れる、という問題を引き起こしました。結果は明白でした。型の再設計費用の発生を避けるため、トラックメーカーはIPCに援助を求めました。

技術者、デザイナー、先端素材の専門家から成るIPCのチームは、情報と専門的技術を共有し、問題の見直しを図り、速やかな解決のためにメーカーと共に取り組みました。

計器パネルの問題は難を極めました。しかし、IPCのチームには、ドアパネルやフードライナーの様な他の車両部品を補強するシムのような特殊プラスチックを使用するノウハウを、既に持っていました。IPCはこれらの知識を活かし、効率的で革新的、かつ正確な手段で、長期間厳しい温度変化に耐える事ができ、組立前に最小限の事前テストが可能な代替素材の製造を開始しました。

そして、最も重要な事は、IPCは軽トラックの総合的な保全、耐久性、および機能性をサポートするための部品（多くのデザインバリエーション、特質、サポートメカニズム、カットアウト、プラスチックとその厚みのバリエーション）の製作が必要でした。  

開発時間と費用制約条件を考慮すると、新しい計器パネルを成形する事も顧客の仕様を満たす複製品の事前テスト研究室をIPCで即座に創作する事も不可能でした。

最も目的に適う解決策を得るために、IPCは直接顧客側の技術者との会議を開き、Eメール、電話、および速達サービスで連絡を取り、協力しました。2つのチームは以下のステップを決定しました:

IPCは、素材の適切な厚みと、完全性を特定するためにサプライヤーで生産活動を行いました。接着剤を表面に浸透させ部品と結合させるために、片面だけが磨かれた素材を必要としていました。計器パネルが高温状態になる場合、接着剤の選定は、新しい交換素材を特定するのと同じくらい、全体の解決には重要不可欠でした。

IPCは、圧縮偏向に基づく素材、負荷の特性、抵抗、および硬度などの顧客仕様のサンプルの提出を開始しました。5日の期間内に、IPCは硬質ゴム素材を手作業で裁断し、3つの素材でサンプルを提出しました。最初の素材が選ばれ、2日後には顧客に納入しました。顧客に届けた各々の新しいサンプル素材は、顧客の検査室で計器パネル組立時の熱サイクルテストが実施されました。

一旦、計器パネルの状態低下が小さくなれば、硬質ゴムが長期的に高温に耐えるだろうと確定しました。3つ目の素材を提出した後、プラスチックパネルの上にフェルトを加えるなど、いくつかの小さな調整がなされました。

IPCのチームは、素材コストを節約し生産を促進させるために、ユニークな裁断加工で、金型を開発しました。チームは、ツーリングの始動から部品生産の出荷準備を整えるまでを2週間未満でやらなければならないという、顧客からの要求に応える事ができました。

「私達は、いざと言う時に部品を提供できると自負しています。進歩するデザインと概念は理想的です。しかしながら、自動車組み立ての過程ではノイズや振動など思いがけない問題が発生し、変更を余儀なくされます。幣社はこれらの不要なノイズを軽減するために、迅速に小さな部品を修繕する事を専門としています。また、幣社は、最高の技術者チームでさえ、試験室から組立作業までに何が起こるか予想できないと分かっています。そこにIPCの活躍の余地があります。それこそが独創的といえます。」−キース・フレイバー (IPC アドバンスド購買部)